捨てずに活用!黒豆・栗の甘露煮の煮汁リメイクレシピ5選
「おせちの黒豆の甘煮」や「栗の甘露煮」などを食べた後に残る甘〜い汁。じつは砂糖+水の代わりとして様々な料理やお菓子に利用することができると知っていましたか?
捨ててしまいがちな食材を有効活用!余った黒豆の煮汁や栗の甘露煮のシロップで作る、手軽なレシピ5品をまとめました。
レシピによっては「さつまいもの甘煮」「金時豆の甘煮」「金柑の甘露煮」「コンポート」など、その他の甘い煮物の汁も利用できます。使用する汁によって少しずつ味わいが変化するので、色々な組み合わせを試してみるのも楽しいですよ。
ラテ
手軽さ :☆☆☆
大量消費:☆☆
まず紹介するのは「煮汁ラテ」。
シロップとミルクを1:3くらいで混ぜ合わせるだけの、いちばん手軽で簡単な使い道です。
シロップの使用量の調整がしやすいので、シロップが半端に残った時の消費方法としてもおすすめです。
材料(1人分)
- 黒豆の甘煮や栗の甘露煮の汁 … 40g
- 豆乳やアーモンドミルクなど、お好みのミルク … 120g
作り方
- 黒豆の甘煮や栗の甘露煮汁とミルクを混ぜ合わせる。お好みで温めても良い。
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さつまいも・かぼちゃの甘煮
手軽さ :☆☆
大量消費:☆☆☆
次に紹介するのはシロップでさつまいもを煮た「さつまいもの甘煮」。かぼちゃでも同様に作れます。
冷蔵庫で4日以上保存可能、冷凍保存もできるので「作り置きおかず」としてもおすすめです。
材料(2人分)
- さつまいも … 200g
- 黒豆の甘煮や栗の甘露煮の汁 … 50ml
- 塩またはしょうゆ … 少量
- ごま(白でも黒でも) … 適量
作り方
- さつまいもを乱切りにし、なるべく重ならないよう鍋の中に並べる。
- 甘露煮の汁、塩またはしょうゆを加え、芋の高さの1/3くらいまで水を注ぐ。
- ふたをして弱めの中火で蒸し煮する。
- さつまいもに火が通ったらふたを外し、ときどき混ぜながら汁気がなくなるまで煮詰める。
- 器に盛り、お好みでごまを振る。
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蒸しパン
手軽さ :☆☆☆
大量消費:☆☆
シロップ+家にあるもので作れる手軽なおやつのレシピです。
お好みで黒豆や刻んだ栗の甘露煮を混ぜ込めば、見た目も味も豪華に仕上がります。
材料(直径5.5cmの紙カップ4個分)
- 黒豆の甘煮や栗の甘露煮(あれば) … 80g
- A
- 薄力粉 … 100g
- ベーキングパウダー … 小さじ1
- B
- 黒豆の甘煮や栗の甘露煮の汁 … 140g
- サラダ油 … 大さじ1と1/3
作り方
- 栗の甘露煮は汁気を切って角切りにする。Aは合わせてふるっておく。
- ボウルにBを入れて泡だて器で混ぜ合わせ、A加えて粉けがなくなるまで混ぜる。
- 黒豆や栗の甘露煮を加え(飾り用に数粒残しておく)、ゴムベラで切るようにして混ぜ合わせる。
- 紙カップを敷いた型に生地を流し入れ、飾り用に残しておいた黒豆や栗の甘露煮をのせる。
- 蒸し器で中火で12分蒸して火を止め、2分ほど待ってからふたを開ける。
ポイント
- 生地を混ぜ過ぎるとベタベタした食感になるので注意しましょう。
- 全粒粉でも作れます。その場合は甘煮の汁の量を150gに増やしてください。
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わらびもち
手軽さ :☆☆
大量消費:☆☆☆
残り物のシロップが本格的な和スイーツに変身。
お好みで黒豆や刻んだ栗の甘露煮を混ぜ込むと、ホクホクとした食感が良いアクセントになります。
わらびもち粉がない場合は片栗粉で代用も可能です。
材料(2~3人分)
- わらびもち粉(なければ片栗粉) … 50g
- 黒豆の甘煮や栗の甘露煮の汁 … 150g
- 水 … 150g
- 黒豆の甘煮または栗の甘露煮(お好みで) … 適量(50gくらい)
- きなこ … 適量
作り方
- 10×11㎝くらいの型(皿でも弁当箱でもなんでも良い)に、きなこをたっぷり敷いておく。栗の甘露煮は粗く刻む。
- 鍋にわらびもち粉、甘煮の汁、水を入れ、粉が溶けるまでよく混ぜ合わせる。
- 2を火にかけ、ヘラでかき混ぜながら中火で加熱する。しばらくするとところどころ固まってくる。
- 全体が均一に固まったら弱火にし、絶えずかき混ぜながらさらに5分加熱する。
- お好みで黒豆または栗の甘露煮を加えて混ぜ合わせ、全体に行きわたったら火を止める。
- きなこを敷いた型に5を取り出して表面にもきなこを振り、手で押して型いっぱいに生地を広げる。
- 生地が冷めたら型から取りだして包丁で食べやすく切り、断面にもきなこをまぶす。お好みで食べる30分前に冷蔵庫に入れて冷やす。
ポイント
- きなこがなくても作れます。その場合は水で濡らした型に生地を取り出し、濡らした手で生地を押し広げてください。
- 黒蜜や、とろみがつくまで煮詰めた黒豆や栗の甘露煮の汁をかけて食べるのもおすすめです。
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黒豆おこわ
手軽さ :☆☆
大量消費:☆
最後に紹介するのは煮汁を使った主食のレシピ「黒豆おこわ」です。
ほんのり甘じょっぱいもちもちおこわは、ご飯とお菓子の中間のような不思議でクセになる味わい。
シロップの大量消費には向きませんが、普通のおこわとは違ったおもしろい味を楽しめるので、ぜひ一度試しあれ!
材料(2合分)
- もち米 … 2合
- 黒豆の甘煮 … 70g
- 黒豆の甘煮の汁 … 60g
- 塩 … 小さじ4/5
- ごま、またはごま塩(お好みで) … 適量
作り方
- もち米は洗い、ざるにあげて30分置く。
- 炊飯器のお釜にもち米、黒豆の甘煮の汁を入れておこわの2合の線まで水を足し、塩を加えて混ぜ合わせる。
- おこわ用のモードで炊飯する。
- 炊き上がったら黒豆の甘煮を加えて混ぜ合わせ、器に盛って好みでごまを振る。
ポイント
- もち米の炊き方は炊飯器によって異なります。下ごしらえの方法、水加減、炊飯モードなどはお手持ちの炊飯器の説明書もご確認ください。
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煮汁やシロップを使う時のポイント・注意点
- 煮汁・シロップの量はあくまで目安です。使用する煮汁またはシロップの甘さや、好みに合わせて加減しましょう。市販品の汁は手作りと比べて甘みが強い傾向があります。
- 煮汁・シロップの一部を水に置きかえることで甘さの調整ができます。
- 煮汁・シロップが足りない場合は、水と砂糖を1:1くらいで合わせたもので補うこともできます。