
栗の蒸し方
蒸し器がなくてもOK!基本の蒸し栗の作り方を紹介します(蒸し器でも同様にして作れます)。
「蒸し栗」は「茹で栗」と比べてホクホクとした食感に仕上がりやすいのが特徴です。好みに合った調理方法を選びましょう。
よりおいしい蒸し栗を作るには、栗をあらかじめ「追熟」しておくのがおすすめです。追熟には1ヶ月ほどかかりますが、甘みが大幅に向上するのでお試しください。
「追熟」とは?
栗の「追熟」とは、栗を冷蔵庫で1ヶ月ほど寝かせることを言います。
0℃に近い環境で栗を保存することで「でんぷん」が「糖」に変化し、だんだん甘みが増して行きます。
ただし、中には追熟してから売られている栗もあります。追熟のやり過ぎはかえって味を落としてしまうので、「氷温熟成」などと表記された栗は追熟せず早めに調理しましょう。
詳しいやり方は下の記事にまとめているので、そちらもご参照ください。
栗の茹で方
鍋の準備をする
大きめの鍋の中にケーキクーラーやざる、お皿、ひっくり返した漉し器など、土台となる物を置きます。

ポイント
土台にする物は沸騰した水が食材にかからないように出来れば何を使ってもOK。
丁度良い道具がない場合は「ざる×お皿」「高さのあるお皿×平らなお皿」など2つ以上の道具を組み合わせてみましょう。
蒸し器の代用方法についてはこちらの記事に詳しくまとめています。
水を注ぐ
土台の1~2cm下くらいまで水を注ぎます。

栗を入れて火にかける
土台の上に栗を並べ、ふたをして火にかけます。

60分蒸す
沸騰したら弱火にして60分蒸します。
空焚きには注意しましょう。途中で様子を見て、水が減っていたら追加してください。
ポイント
蒸し時間はあくまで目安です。栗の大きさによって変化します。20g前後の小粒な栗であれば40~50分くらいでも大丈夫でしょう。

出来上がり
試しに何粒か食べてみて、歯応えを感じなければ出来上がりです。
包丁で半分に切り、スプーンですくって召し上がってください。
