栗の茹で方
そのまま食べるも良し、料理やお菓子にするも良し、いろいろ使える基本の茹で栗の作り方です。
栗をよりおいしくするには、あらかじめ「追熟」しておくのがおすすめ。時間はかかりますが甘みが大幅に向上します。ぜひお試しください。
「追熟」とは?
栗の「追熟」とは、栗を冷蔵庫で1ヶ月ほど寝かせることを言います。
0℃に近い環境で栗を保存することで「でんぷん」が「糖」に変化し、だんだん甘みが増して行きます。
ただし、中には追熟してから売られている栗もあります。追熟のやり過ぎはかえって味を落としてしまうので、「氷温熟成」などと表記された栗は追熟せず早めに調理しましょう。
詳しいやり方は下の記事にまとめているので、そちらもご参照ください。
栗の茹で方
栗を火にかける
鍋に栗とかぶるくらいの水を入れ、ふたをして弱火~中火にかけます。
ポイント
栗の甘みを引き出すにはできるだけ時間をかけて沸騰させるのがコツ。
甘みのない「でんぷん」を甘い「糖」に変える酵素が活性化するのが40~70℃と言われているため、この温度帯をゆっくり経過させることでより甘みが増します。
火加減を弱火にするほか、土鍋やガラスの鍋など温度が上昇しにくい厚手の鍋を使うのも効果的です。
30〜40分茹でる
沸騰したら弱火にし、30〜40分ほど茹でます。
ポイント
茹で時間は栗の大きさや量によって変わります。様子を見ながら加減しましょう。
20~25gの中粒の栗なら30分、30~40g以上の大粒の栗なら40分が目安です。
ざるに上げて水気を切る
試しに何粒か食べてみて、歯応えを感じなければ出来上がりです。ざるに上げて水気を切りましょう。
包丁で半分に切り、スプーンですくって食べるのがおすすめです。