かぼちゃコロッケ
かぼちゃそのもののおいしさを楽しめる、玉葱なし、かぼちゃだけのコロッケです。
甘くてホクホクのコロッケを作るにはかぼちゃを煮物にしてから使うのがポイント。こうすることでしっかりと味がつきますし、煮汁といっしょに余計な水分を飛ばすので、水っぽくなるのを防ぐこともできます。
煮物は多めに作っておけば、そのままおかずとして食べることもできます。
市販のかぼちゃの煮物を使ってもOK。余った煮物のリメイクレシピとしてもおすすめです。
作り方
準備
-
- かぼちゃ
- ひと口大に切る
かぼちゃの煮物を作る
鍋にかぼちゃとAを入れ、かぼちゃの1/3~半分くらいの高さまで水を注ぐ。
ふたをして火にかけ、沸騰したら弱火にする。
かぼちゃに火が通ったらふたを外して火を強め、時々スプーンで上から煮汁をかけながら汁気を飛ばす。
汁気がなくなったら火を止め、鍋に入れたまま完全に冷ます。
ポイント
できればこのあと保存容器に移して冷蔵庫で一晩寝かせ、味をしっかりとしみこませてください。
コロッケを作る
4をヘラやフォークで粗く潰し、6等分して丸く形を整える。
ポイント
ゴロっとした塊が残るように粗くつぶすと、よりホクホクとした食感に仕上がります。
水溶き小麦粉にくぐらせてパン粉をまぶす。
180度の油できつね色になるまで揚げる。
ポイント
しっかりと味がついているので、ソースをかけずにそのままでもおいしく召し上がれます。
ホクホクしたコロッケを作るには?
「かぼちゃのコロッケ」は「じゃがいものコロッケ」よりも水っぽくなりやすいものです。
では、かぼちゃのコロッケをホクホクに仕上げるにはどうしたら良いのでしょうか?いくつかのコツをご紹介します。
ホクホクとしたかぼちゃを選ぶ
コロッケの食感にいちばん影響するのが「かぼちゃ自体の質」です。
使用したかぼちゃがそもそもしっとりしている場合、どれだけ丁寧に作ってもホクホクとしたコロッケにはならないことがあります 。
ホクホクとしたかぼちゃを選ぶには以下の点に注目してみましょう。
かぼちゃの品種
かぼちゃにはしっとりした品種とホクホクした品種があります。
現在流通しているかぼちゃはホクホクしたものが中心なのであまり細かく気にする必要はありませんが、品種が明記されている場合や変わった見た目のかぼちゃを使う場合は、食感の特徴などをあらかじめ調べておくと良いでしょう。
成熟や追熟の具合
「成熟」や「追熟」が不十分なかぼちゃは水っぽい食感になります。
「追熟」とは、かぼちゃを収穫後1~2ヶ月ほど寝かせることを言い、こうすることで甘みが増して食感もホクホクとして行きます(スーパーで売られているかぼちゃの多くは追熟済みなので、基本的に追熟の必要はありません)。
成熟と追熟の具合は「ヘタ」「種」「色」などで見分けることができます。
まずは「ヘタ」。
丸ごとのかぼちゃを買う場合は、ヘタがしっかりと乾燥して硬くなっている物を選びましょう。
カットされたかぼちゃの場合は「種」も見てみましょう。種が小さかったり丸みがなくペラペラしている場合、成熟が不十分な可能性があります。種がふっくらしている物を選びましょう。
最後に「色」。
果肉の色は濃いオレンジ色で、皮と果肉の色の境界がはっきりしているのものを選びましょう。
しかし、断面が見れない丸ごとのかぼちゃの場合どうすればいいのでしょうか?
そういった場合は、皮の一部がオレンジ色になっている個所、ここが濃いオレンジ色の物を選びましょう。
かぼちゃの皮のオレンジ色の部分は、地面に接していたなどの理由で日光が当たらず黒くならなかった個所です。果肉に色が近いため、この部分でもかぼちゃの熟し具合を判断することができます。
しっかりと水分を飛ばす
コロッケをホクホクさせるには、調理過程でかぼちゃに余計な水分を含ませないようにすることも大切です。
今回のレシピの場合は、手順3~4の煮汁を飛ばす工程で、汁気がほとんど残らないくらいしっかりと水分を飛ばすようにしましょう(焦げつきには注意)。
このレシピ以外のかぼちゃコロッケを作る場合は、かぼちゃの加熱方法を変えてみましょう。
ホクホクのコロッケを作るのに一番おすすめな加熱方法は「電子レンジ」です。
「茹でる」よりも「蒸す」、「蒸す」よりも「電子レンジ」の方がかぼちゃが水分を吸いにくいため、よりホクホクしたと食感に仕上がります。
栄養成分
エネルギー | - | kcal |
たんぱく質 | - | g |
脂質 | - | g |
糖質 | - | g |
食物繊維 | - | g |
不溶性 | - | g |
水溶性 | - | g |
食塩相当量 | - | g |